◆お掃除のしやすい洋型◆

「墓石」と聞いて、多くの人は縦長にそびえ立ち、「何々家代々の墓」と刻まれた例のデザインを思い起こすのではないでしょうか。
これは「和型」と呼ばれる形ですが、そのような呼び名が必要が無いくらい、現在はこれが墓石の主流です。 
しかし、お墓参りに行った時、これとは違う横長のデザインの墓石を見かけた事がないでしょうか。これが「洋型」と呼ばれる形で、最近少しずつ増えつつあります。

「代々の墓」の墓石を換えるということは滅多にないことですが、墓石を新しくすることを考えている人の参考になればと書いてみます。
いわゆる「お墓」といえば思いつく、文字を刻んだ部分を「石碑」または「竿石」と呼びます。
洋型でまず目につくのは、これが横長になっていることです。そして、和型のような直方体のみの形ではなく、横から見ると台形になるように文字を刻む部分を斜めにカットしたり、上の部分を曲線にするなど様々なデザインが可能です。
また、従来の家名だけでなく、故人が好きだった言葉や花などといった彫刻がよく似合うのも特徴です。
外見だけでなく、洋型には実用的な長所もあります。

お墓参りで、背の高い竿石に水をかけたり、掃除するのに苦労した方はいませんか?洋型は竿石が低いので、お墓参りなどで掃除するのが容易です。また、重心が低いので重心が安定していて耐震性にも優れています。