◆永代供養の墓◆
お墓は、その家がそれぞれ先祖代々のものを持ち、死んだ親族はみなそこに入り、その子孫たちが供養していくもの、というのが日本古来からの風習でした。しかし近年、人々の生活は土地に依存しないものとなり、引越し、転勤に伴い故郷とのかかわりが薄れ、親戚付き合いが希薄になってきたことなどから、誰も墓をお参りすることもなく、やがて荒れ果ててしまうということが全国各地の霊園で起こっているそうです。こうした問題を解決する一つの方法として、永代供養付の墓を買うというものがあります。永代供養とは、その名前の通り永代、つまり未来永劫の供養がついている、ということです。霊園を管理するお寺などが、定められた方法にのっとってずっと供養してくれるので、管理者がおらず雑草は生え放題、苔がつき、墓石が荒れ放題、ということがなくなるのです。もちろん、その分費用は上乗せされますが、そうであっても未来の子孫たちに手間や迷惑をかけたくないという親心から、近年多くの人に選ばれている方法なのです。日本各地の霊園でも多数実施しています。これから新しく霊園を選びたいと考えている人は、一度永代供養付のお墓を検討してみることをオススメします。