◆自分らしいお墓 その2◆

みなさんは自分の入るお墓について考えたことはありますでしょうか。お墓と言えば色々と決まり事があったりとお堅く考えてしまいがちですが、近年の墓石のデザインの豊富さとその技術を見れば実際にはそうでもないようにも感じられます。また、彫刻を得意とした業者が多いことからもそうした背景がうかがえます。墓石に刻む彫刻は、それこそ破壊でもしない限りは未来永劫残るものです。それ故に、墓石に刻む文字にはその人を象徴するような言葉が好ましくなりますが、刻めるのは何も文字だけではありません。例えば花などのデザインはよく見かける良い例です。他にもガラスを利用した美しいデザインなどもあります。また、墓石に刻む文字にも行書体、隷書体、草書体などの様々な書体から選ぶことが可能です。使用する文字も和文か英文かで選ぶことが可能です。ですが前記したように未来永劫残るものとなりますので、できるだけ読みやすい楷書体が選ばれることが多いようです。このように、近年のお墓製作は実に個性溢れるものとなりつつあります。そうすると様々な想像を膨らませることとなりますが、お墓製作において大切なことはまず個々のこだわりよりも全体のイメージをしっかりと作ることです。一つ一つのデザインを重視するあまり全体の仕上がりが悪くなっては意味がありません。