電話占いの先生は、予約完了のお知らせと一緒に、鑑定時間短縮のため、先に生年月日と氏名を教えてください、と書いてありました。
通常は、電話がつながってから、というのが原則らしいのですが、先生の方にも3時から予約依頼があったので、すこしでも相談に乗ってさしあげたいので、こちらも助かします、ということ。
わたしにとっても有り難いお話しなので、すぐに生年月日と氏名を書き、ちゃんとお礼の言葉も添えて。
そして、週末になった土曜日の2時ジャスト。わたしは電話をかけました。無料登録はしてあるし、2回目の利用なので今度はスムーズに。前回ほど待つこともなく、先生につながったのです。
愛さんが言っていた通り、見た目のイメージより高い声だけど、ゆったりとした落ち着いた声。どこかほっとするようで、いつまでも話していたいような。
先生は、「恋愛で悩んでいるんですね?」とのこと。これは、きっと読めることなんだと思うのですが、相手の生年月日を聞かれ、わからないので氏名だけ伝えるだけに。
「年齢の違いで悩んでいるのかしら?」
わたし、メールになにか書いていたかな?と思ってしまったけれど、記憶する限り、自分のことしか書いておらず、相談内容も書いていない。
もしかして、電話の向こうでインターネットで彼の名前を検索したのだろうか?
いや、めちゃくちゃ変わった名前ならともかく、そこまで変わった名字でもなく、名前においては、今まで何人も同じ名前の人はいたし、芸能人にもいる。同姓同名だけでも全国にはきっとたくさんいるだろう。
それまで落ち着いていたわたしも、かなりどきどきしてきてしまった。
わたしも愛さんと同じで、思わず彼が5歳も年下だということを話してしまいました。そして、田舎の地元が同じだと言うことも。
先生からのアドバイスはこんな感じです。
年齢差については、彼はあまり気にしないようだ、という。実際、一回り近く年上の女性と恋愛したこともあるのでは?と。ちょっと驚きです。でも、確か、年上の女性を誘うのは初めてですって言っていたのにな。まぁ、あくまで占いなので、自分が半分として聞こうと思う。
そして、これからのことについて。
彼の性格は、周囲から愛され、かわいがられるが、飽き性なところもあり、時折周囲を振りまわす結果になることもしばしばある、という。そして、この恋愛についても同じで、付き合いが長くなるにつれ、わたしの方が振りまわされることになるかもしれません、ということ。
それからわたしの性格から、焦って結果を出しても、今のことは美化されてしまい、今後の恋愛の邪魔になってしまうので、先生の伝えたことを頭に置き、自分の目と耳でじっくり判断して行ってください、という。
時計をみると2時50分。少し早いですが、何か質問はありますか?という先生からの質問。これ以上何かを聞くと混乱してしまいそうなので、先生の声はまだまだ聞いていたくなりがすが、失礼してよろしいでしょうか?と聞いてみた。
ふふっという優しい笑い声のあと、「悩んだときは、いつでも電話ください。納得したときはいつでも電話をお切りください。」なんて優しいお言葉。
わたしは丁寧にお礼を言って、電話を切らせてもらいました。