タロット占いに行ってから、1ヶ月後。
わたしも電話占いに電話してしまいました。
愛さんと参加した結婚サークルの活動で、わたしは5歳年下の男性と仲良くなったのです。というのが、たまたまわたしの生まれた町と、彼の田舎が同じだったのです。父親の実家、つまりはおじぃちゃん、おばぁちゃんの家にわたしの母は里帰り?したのです。普通なら、自分の実家に帰るのものだと思うのですが、わたしの母はそのまた母との確執があり、実家に帰ることをしなかったようです。
わたしから見ても、怖いおばぁちゃんでしたから、ちょっとわかる気もしますが。それに対して優しいおじぃちゃん。わたしが生まれた岡山まで、何度も車でわたしの顔を見に来てくれたそうです。
わたしのおじいちゃん、わたしの入社を目前に亡くなってしまいましたが、想い出はたくさん残っています。
話しがそれてしまいましたが、今まで年下とお付き合いのしたことのないわたしは、恋愛することも怖かったのです。
そこで思い出したのが、愛さんが初めて電話した占いの先生。前はそれほど興味がなかたのですが、今はその先生が誰だか知りたくて仕方がない。
愛さんに訳を話して先生の名前を聞くと、なぜだか愛さんはとても喜んでくれた。
わたしはもうふっきれたから、こんどはわたしにも頑張ってほしい、と嬉しい言葉ももらって。そして、先生の名前をメモしてプレゼントしてくれたのだ。
わたしは仕事が終わって真っすぐ家に帰り、その電話占いのホームページから例の先生のプロフィールをじっくり確認する。やはり、恋愛関係を得意とされるようだ。霊視ではないが、生年月日と姓名判断に加え、電話から話した感じで伝わってくるものがあるらしい。それは、先生へ書きこまれているメッセージからもわかる。
とは言っても、相手は時間の区切りのない電話占い。わたしはメール予約を入れるときに、出かける都合で1時間までしか時間のないことを注記しておいた。
予約希望は週末、土曜日の13時から。予定表を確認すると開いてはいるようだが、1時間と時間を区切ってしまったので、ちゃんとお返事をもらえるか気になって仕方がない。何度もパソコンのメールをチェックする。
先生からの返信があったのは、夜遅く。営業時間ぎりぎりまで鑑定をしていて返信が遅くなったことを詫びる文章から始まっていた。