このタロット占いのあとの楽しみがある。
マンションから駅までの途中にあるカフェのケーキセット。このケーキ、かなりの大きさの丸いケーキを、通常より薄めにカットしていて、見た目にもおしゃれ。そして、なにより美味し過ぎるケーキなのだ。そのカフェで出てくる飲み物のカップが通常より大きく、ボウルみたいに丸い形をしている。たっぷりで、飲みごたえがある。
そこで、ゆっくりとおしゃべりを楽しむのだ。
たいていは、今行った占いの内容を2人で振り返るのだけれど・・・。
そこで愛さんが話してくれたのは、電話占いで鑑定してもらった霊視を専門とする先生。
初めは実家の状態とか、わりとあたっている内容だったので、信じていて、何度か電話をするようになったのだとか。最初から、芸能人とか政治家がくるという話しを聞いて、すごい先生なんだ、と思っていたらしいのですが、それにしてはサイトを見ても“待機中”が多かったという。
その先生をおかしいと思い始めたのは、愛さんのことを“性に対して固執している”と言われたことから。どちらかと言えば、あまりない方だ、と言うと、“深層心理でそうなのだ”と言い切られたのだとか。はじめは、そうだったのか?と悩みもしたみたいですが、悩んでいるうちにどうしても違和感を感じ、冷静になってその先生の言葉を聞くようになってきたそうです。どうもこの先生、愛さんの言葉の端をとらえるように探っているように感じ、あまり、素直に反応できなくなってきたと言います。すると、わたしは○○に言い寄られたこともある、と、芸能人の実名を出したことで、一気に信頼することが出来なくなったそうです。
それを、タロットが“ペテン師”という結論を出したので、もうこの先生は信じない、と思ったのだと。
でも、愛さんの抱えている電話占いの先生は、まだ何人かいるので、手ごわそうですけどね。