探偵事務所の仕事内容は、主に人探し、個人や法人の信用状況の調査などを行います。探偵業は、探偵業法と呼ばれる法律に基づいて事務所を構えて業務を行なうことになります。事務所を開くには、探偵事務所の最寄りの警察署を通じて、公安委員会への届出が必要です。人探しの場合は聞き込みを行ったり、浮気調査の場合は対象者の追跡などを行なっていき、個人や法人の信用状況調査の場合は、不動産登記簿などを調べて、現在どのような状況にあるのかを調べるのが一般的です。近年では、知り合いなどに盗聴器などが仕掛けられる事案が増えているので、盗聴器などの発見を行なうことがあります。身辺警護に関しては、警備業法2条1項4号に記載されている警備業務に該当するので、別途公安委員会の認可が必要になってきます。依頼主は探偵に調査依頼をする際に、契約書と共に、調査結果を悪用しないという誓約書を書くことが必要です。なぜなら、ストーカーなどを行なうために相手の個人情報を得ようとする人間が悪用するのを防ぐことと、トラブルの回避のために必要だからです。探偵は調査が完了すると、調査レポートを作成して、依頼主に報告を行います。調査によっては証拠集めに時間が掛かり、その分費用が掛かることがあるので、依頼主はそのことを踏まえて依頼を行わなければいけません。